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【戦略的捨て】計算問題は諦めてもいい?合格点をもぎ取る割り切り術 【第7回】

ITパスポート

「稼働率の計算?MTBF?…もう無理」

テキストを読んでいた1週目、私は計算問題を捨てることを決めました。

結果:680点で合格。

計算問題は10問程度出ましたが、ちゃんと解いたのは3問だけ。

残りは「C」か「D」を適当にマーク。

それでも合格できました。

この記事では、私がどうやって「捨てる」判断をして、どの分野に集中したのか、その戦略をすべてお伝えします。


結論:計算問題は捨てても合格できる

私の本番結果

  • スコア:680点(合格ライン600点)
  • 計算問題:7問中3問だけちゃんと解いた
  • 残り7問:適当にマーク(四択なので全問不正解はないはず)

なぜ捨てても大丈夫なのか?

理由は3つあります。

理由1:計算問題は多くて全体の約1割(10問程度)

ITパスポート試験は100問。

計算問題は多くても10問程度しか出ません。直近5年の計算問題の数は以下の通り

  • 令和3年度:5問
  • 令和4年度:7問
  • 令和5年度:8問
  • 令和6年度:5問
  • 令和7年度:7問

理由2:合格ラインは600/1000点 = 6割

満点を取る必要はありません。

6割取れればOK。

計算問題で半分しか取れなくても、他の分野で挽回すれば余裕で合格できます。

理由3:四択なので、適当にマークしても25%は当たる

計算問題を全部捨てても、四択なので確率的に25%は正解します。

10問のうち2〜3問は運で当たる計算。

重要:「捨てる」=「0点」ではありません。


私が「計算問題を捨てる」と決断したタイミング

1週目:テキストを読んでいる段階で決断

『いちばんやさしいITパスポート』を読んでいて気づいたこと:

  • ITパスポートの範囲がめちゃくちゃ広い
  • 経営戦略、法務、マネジメント、技術…すべてを完璧にするのは無理
  • 計算問題は理解に時間がかかる(特に稼働率、MTBF、MTTRなど)

判断:3週間という短期決戦では、計算問題に時間をかけるより、暗記系(用語、略語)に集中したほうが効率的。

計算問題の特徴

  • 理解するのに時間がかかる
  • 公式を覚えても、応用問題が出ると解けないかもしれない
  • 出題数が少ない(5~10問程度)
  • 配点は他の問題と同じ

コスパが悪い。


出題される計算問題の種類

出題される計算問題は、大きく以下の3つの分野に分類されます。

ストラテジ系(企業活動・経営戦略):

    ◦ 会計・財務:経常利益、流動比率、売上総利益や営業利益の算出、売掛金残高の計算。

    ◦ 経営分析:損益分岐点、投資回収期間(ROI)

マネジメント系(プロジェクト管理・サービス管理):

    ◦ 進捗・工数管理:アローダイアグラム(所要日数やクリティカルパス)、生産性や必要要員数の算出。

    ◦ 品質・サービス管理:SLAに基づく停止許容時間の算出、プロジェクトのスケジュール・コスト指標(%)

テクノロジ系(技術要素・基礎理論):

    ◦ システムの性能・信頼性:稼働率(直列・並列システム)、RAIDの有効容量。

    ◦ データ表現・統計:平均値・中央値、確率、ビット数による表現数(2のn乗)

    ◦ AI・アルゴリズム:再現率の算出、AIによる時間短縮率、ソートアルゴリズムの実行回数。

計算問題の難易度レベル

レベル3(高難易度・非常にめんどくさい)

    ◦ アルゴリズムのトレース:整列(ソート)の手順を追って実行回数を数える問題などは、ケアレスミスが起きやすく非常に手間がかかります。

    ◦ 条件の多いスケジュール計算:複数の手作業と自動処理が並行して進む中での最短時間を求める問題は、状況を正確に整理する必要があります。

    ◦ 複数の表を跨ぐ計算:関係データベースの複数の表から条件に合うものを抽出・合計する問題は、データの見落としに注意が必要です。

レベル2(中難易度・公式の理解が必要)

    ◦ 損益分岐点・投資回収:販売単価の変更に伴う利益の変化や、投資額を回収できる期間を求める計算です。

    ◦ アローダイアグラム(工程管理):作業の遅延が全体に与える影響や、追加要員の算出など、論理的な思考が求められます。

    ◦ 並列システムの稼働率:複数の装置が並行して動作する場合のシステム全体の信頼性を算出する公式の理解が必要です。

レベル1(低難易度・基本的な算術)

    ◦ 財務諸表の加減算:売上高や売上原価から利益を算出する、単純な足し算・引き算の問題です。

    ◦ 基本的な統計・単位変換:平均値の算出や、バッテリー容量(mAh)などの単位の読み取り問題です。

「捨てる」計算問題と「解く」計算問題の仕分け

私は計算問題を「捨てる」と決めましたが、全部捨てたわけではありません。

捨てるべき計算問題(手間・難易度が高い4選)

1. アルゴリズム・プログラムの実行トレース

    ◦ 特徴: 擬似言語や流れ図に従って、変数の値がどう変化するか、または特定の処理が何回実行されるかを数える問題です。

    ◦ 理由: 公式がなく、1ステップずつ丁寧に手書きでメモしながら進める必要があるため、1問に5分以上かかることもあります。ケアレスミス1つで正解できず、非常にめんどくさい問題です。

2. 手作業と自動処理が混在する並行スケジュールの計算

    ◦ 特徴: 「PCの起動を待つ間にプリンタへ移動する」といった、人間の動きと機器の処理が重なる状況での最短時間を求めます。

    ◦ 理由: 単純な足し算ではなく、どの作業が並行可能かを論理的にモデル化する必要があり、パズル的な要素が強く混乱しやすいです。

3. 複数の条件が変化する損益分岐点の応用

    ◦ 特徴: 「販売単価を〇〇円に下げたとき、赤字にならないためにはあと何個売る必要があるか」といった問題です。

    ◦ 理由: 基本的な利益計算(売上-費用)の知識だけでなく、連立方程式に近い考え方や、変動費と固定費の概念を正確に使い分ける応用力が求められます。

4. 複数の表を跨ぐ、条件抽出を伴うデータベース計算

    ◦ 特徴: 複数の表から、日付や金額などの条件に合致するレコードを見つけ出し、その合計値や件数を算出します。

    ◦ 理由: 計算自体は簡単ですが、データの見落としが発生しやすく、表を何度も見比べる作業に時間がかかります。

【解いた】簡単な計算問題

1. 計算自体が単純なもの

  • 足し算・引き算・掛け算・割り算だけ
  • 公式不要で常識で解けるもの
  • 粗利益、営業利益、経常利益などの定義に基づいた単純な計算
  • k(キロ)→M(メガ)→G(ギガ)→T(テラ) といった 1,000 倍ごとの単位変換や、ビット・バイトの変換

2. 見た瞬間に解き方がわかるもの

  • 過去問で何度も見て、解法を覚えたもの

基準:「10秒考えてわからなければ捨てる」


計算問題を捨てるための3つのルール

ルール1:計算問題に5分以上かけない

  • 本番では1問あたり約1.2分(120分÷100問)
  • わからない計算問題は10秒で判断して飛ばす
  • 時間を他の問題に回す

ルール2:「C」か「D」をマークする

  • 空欄にしない(四択なので25%は当たる)
  • 私は「迷ったらC」と決めていた

ルール3:計算問題の勉強時間は全体の5%以下

  • 勉強時間約30時間のうち、計算問題は2時間以下
  • その時間を用語暗記に回す

本番での具体的な解き方(超重要)

本番では、計算問題は全部チェックをつけて後回しにしました。

これが、私の「戦略的捨て」の核心です。

具体的な手順

ステップ1:問題を見た瞬間に判断(1秒)

  • 「これ、計算問題だ」
  • → すぐに「チェック」ボタンを押す(本番では問題にチェックを付けて後で見直せる機能があります)
  • → 次の問題へ

ステップ2:計算問題以外をすべて解く

  • 計算問題は完全に無視
  • 用語問題、暗記問題を優先
  • これらは確実に点が取れる

ステップ3:すべて解き終わったら、計算問題に戻る

  • チェックした問題へ
  • 簡単そうなものだけ解く
  • 難しいものは「C」をマーク

ステップ4:時間が余ったら見直し

  • 計算問題の見直しはしない
  • 他の問題の見直しに時間を使う

なぜ後回しにしたのか?

理由は2つ。

理由1:他の問題を先に確実に取るため

計算問題に時間を取られて、他の問題が解けなくなるのが最悪のパターン。

計算問題は後回しにして、確実に点が取れる問題を先に片付ける

理由2:計算問題で焦らないため

計算問題が出た瞬間に「うわ、解けない…」と焦ると、計算が苦手な人は特にメンタルが崩れます。計算問題の中には解くのはめんどくさいが計算自体は簡単なものもあるので、そういった問題は後でゆっくり時間をかけてやれば得点できる可能性も上がります。


計算問題を捨てた代わりに何を強化したか?

強化した分野1:用語の暗記(最優先)

ストラテジ系の用語

  • CSR、SLA、BCP、SWOT分析、バリューチェーン…
  • これらは暗記すれば確実に点が取れる
  • 計算不要

マネジメント系の用語

  • ガントチャート、PERT図、WBS、プロジェクトマネジメント…
  • 図を理解すれば解ける

テクノロジ系の用語

  • CPU、メモリ、ネットワーク、セキュリティ…
  • PC好きの知識でカバーできる部分も多い

強化した分野2:英略語の暗記

ITパスポートは英略語が大量に出る

  • IoT、AI、API、VPN、SSL、DDoS…
  • これらは暗記すれば確実に点が取れる
  • 計算問題より圧倒的にコスパが良い

「捨てる」ことへの不安をどう乗り越えたか?

不安1:「計算問題を捨てて、本当に受かるの?」

私の思考プロセス:

  • 計算問題は多くても全体の1割(5-10問)
  • 簡単なもの3問解けば、残り7問は運任せ
  • 四択なので、7問のうち1〜2問は当たるはず
  • つまり、計算問題で4〜5問は取れる見込み
  • 残り90問で55問取れば、合計60問 = 合格

結論:計算問題を捨てても、他で挽回すれば余裕で合格できる。

不安2:「みんな計算問題やってるのに、自分だけ捨てていいの?」

答え:あなたの目標は「満点」ではなく「合格」

  • 満点を目指すなら、計算問題も勉強すべき
  • でも、合格ラインは600点 = 6割
  • 完璧を目指す必要はない

「ゆる攻略」の精神:合格ラインを滑り込めばOK。

不安3:「本番で計算問題ばかり出たらどうしよう?」

事実:計算問題は8問程度

  • ITパスポートの出題傾向は安定している
  • 過去5年の傾向を見ても、計算問題は5-8問前後
  • 計算問題だらけになることはない

データが不安を消してくれる。


実際の本番での結果

計算問題の内訳

  • 出題数:約7問
  • ちゃんと解いた:3問
  • 適当にマークした:4問

最終スコア:680点

計算問題は半分も取れなかったと思いますが、他の分野で挽回できました。

合格ライン600点を80点上回る余裕の合格。

「戦略的に捨てる」ことのメリット

メリット1:勉強時間を効率化できる

  • 計算問題に時間をかけない
  • その時間を用語暗記に回す
  • 用語暗記のほうが確実に点が取れる

メリット2:精神的に楽になる

  • 「全部完璧にしなきゃ」というプレッシャーから解放される
  • 「6割取れればOK」という気持ちで勉強できる

メリット3:本番で焦らない

  • 計算問題が出ても「あ、チェックして後回しだ」と冷静でいられる
  • 時間を他の問題に回せる

まとめ:完璧主義を捨てて、合格をもぎ取る

ITパスポート試験は、満点を目指さなければいけない試験ではありません。

合格ラインは600点 = 6割。

計算問題を全部捨てても、他で挽回すれば余裕で合格できます。

「戦略的に捨てる」の3つのポイント

  1. 計算問題は全体の1割 → 捨てても影響は軽微
  2. 簡単なものだけ解く → 難しいものは10秒で飛ばす
  3. その時間を用語暗記に回す → 確実に点が取れる分野に集中

本番での鉄則

  • 計算問題は全部チェックして後回し
  • 他の問題を先に確実に取る
  • 時間が余ったら簡単な計算問題だけ解く

「ゆる攻略」の精神:合格ラインを滑り込めばOK。完璧を目指さない。

私は680点で合格しました。

あなたも、完璧主義を捨てて、合格をもぎ取りましょう。


次回予告:【直前対策】3日前からでも間に合う!英単語の詰め込み方

「試験まであと3日…」 「英略語が覚えられない…」

次回は、直前期の暗記術をお伝えします。

お楽しみに!

次の記事:【直前対策】3日前からでも間に合う!英略語の詰め込み方【第8回】


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